日本坂トンネル・火災事故

−経緯−
昭和54年7月11日、東名高速道路下り線の「日本坂トンネル(静岡県・焼津市、全長2045メートル)」で、トラックと乗用車が起因する衝突事故が発生。後続車両7台が玉突き衝突した。この事故直後にトラックの荷物が発火してトンネル内を一面の煙に包み込んだ。
避難のため置き去りにした車両173台が次々と炎上、逃げ惑うドライバー達はトンネル内の灼熱と煙で非常口を見失い7人が死亡。173台の車両が65時間も燃えつづけた。

日本坂トンネルは、東名高速道路では最も長いトンネルで、当時の道路公団はトンネル内の安全性は世界最高レベルと自負していたが、この事故の高熱と煙の前にはまったく無力で、防災設備・スプリンクラーは役に立たなかった。

消火後、トンネル内の残骸車両を片付けるのに10日間を要し片側一車線の仮開通。2ヵ月後に、ようやく全面復旧した。この間の物流は、迂回や貨物列車などの代替輸送を余儀なくされ、被害総額は60億円前後になった。


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