つくば親子殺人事件


−経緯−

平成6年11月3日、横浜市鶴見区の京浜運河で、ビニール袋に入れられた母親と女児の絞殺遺体が発見された。警察の調査の結果、捜索願い届が出ていた、つくば市在住の医師・野本岩男(当時29歳)の妻、野本映子さん(当時31歳)、長女の愛美ちゃん(当時2歳)と判明した。また、その後、長男の優作ちゃん(当時1歳)の死体も横浜港から発見された。

夫である野本は、勤務先の病院から帰宅した時、既に妻子は不在で「失踪した原因は見当たらない」と供述していたが、警察では当初から夫である野本に不審を抱いていたため、夫婦仲を中心に捜査が進められた。その結果、犯行当日、野本が遺体を遺棄するため横浜方面を走行中、道路に設置してあるカメラに、野本の乗用車が映し出されているのを発見した。警察は、野本を厳しく追及した結果、犯行の自供をした。
その動機には、世間を驚愕させる様々な事実が浮かんできた。

−贅沢で女関係にだらしない生活ぶり−
野本は、地元の農家の次男として出生。成績優秀で筑波大学医学部を卒業し、つくば市の総合病院に勤務していた。その頃、離婚歴のある映子さんと知り合い結婚をしている。ところが、その頃から夫婦仲は冷めていたようで、野本は病院の勤務先や飲食関係の女性8人と付き合っていたこと、彼女達に貢ぐための金やマンションの投資などで1300万円の年収ではやりくりできず、映子さんは昼夜兼行で働いていた。特に、夜のバイトはパブで働き生計をたてていたという。

−残忍な犯行−
この荒れた夫婦仲を解消するため、映子さんは離婚を決意。映子さんから野本に申し入れた。その際の慰謝料1億3000万円の請求に野本は激怒、映子さんを絞殺した。更に野本は、残された子供達も可哀相だとして、2人の子供達も次々に絞殺し横浜港に遺棄したことが判明した。

野本は、遺体遺棄の前にソープランドに出入りしていたり、遺棄後も看護婦と北海道旅行の計画をしていたりと常識を逸脱する行動を行っている。その後の裁判で無期懲役の判決がでた。


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