大阪・千日デパート火災事故


−経緯−
昭和47年5月13日午後10時頃、大阪市南区難波新地(現、中央区千日前2丁目)の雑居ビル「千日デパート(地上7階、地下1階)」の3階から出火。火は瞬く間に燃え広がり、火と煙が最上階の7階まで達した。7階ではアルサロが営業中で、逃げ遅れた客やホステス、従業員らが灼熱と猛煙に我慢ができず地上へ飛び降りたり、酸欠などで死者118人、重軽傷42人を出す戦後火災最悪の大惨事となった。

−原因−
警察、消防の調査によると、3階のスーパで配電工事をしていたが、その工事の現場監督が投げ捨てたタバコの火が引火、一気に燃え広がったことが原因と推定された。が、千日デパートも非常口が不備であったこと、窓が小さく救助が困難であったこと、従業員の誘導が不備であったことなどからビルの所有者、アルサロの経営者ら3人が業務上過失致死傷罪の容疑で書類送検された。

昭和59年5月、大阪地裁は3人に対して全員を無罪とした。ビル火災の責任追求がいかに困難であるか、大都市での雑居ビルの安全対策問題に一石を投じた。

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救助を叫ぶ客やホステス達


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