熊本2女性強殺事件

-経緯-
平成23年2月23日、熊本市の会社員田尻賢一(当時38歳)は、熊本市内の会社役員宅に「車をお宅の塀にぶつけてしまった」などと嘘を言って妻のA子さん(当時65歳)に玄関のドアを開けさせた。すると、田尻は持参したナイフでA子さんの顔や首、腹などを滅多刺しして殺害した。更に午後6時過ぎに帰宅した夫を同様に刺して1ヶ月の重傷を負わせた。その後、部屋の中を物色して現金10万円と商品券などを奪って逃走した。

田尻は、風俗やパチンコなどの交遊費をサラ金から融資を受けていたが、その借金は500万円以上に膨れていたため毎月の返済に困窮。そこで、以前、運送会社に勤務していたおり豪邸を新築した裕福なこの会社役員宅に目を付けて強盗を計画した。

熊本県警が現場検証した結果、録画機能付きのインターホンに犯人である田尻が映っていたことが決定的となり捜査本部は一斉に田尻の行方を追った。一方、田尻は新聞、テレビの報道で逃げ切れないと観念し25日に家族に付き添われて熊本東署に自首した。

-8年前の殺人事件が発覚-
捜査本部は、本件と8年前の平成16年3月13日に熊本県宇土市で発生した医院長の妻B子さん(当時49歳)がスパナで撲殺され金員が強奪された事件と犯行様態が酷似している点を重視して、田尻を厳しく追及した。

その結果、3月25日になってB子さんの殺害を認めた。更に供述通りに奪ったバックなどを遺棄したという山中で発見したため、同月26日に県警は田尻を再逮捕した。この宇土市の事件では、警察庁の懸賞金制度の対象事件で最高300万円の報奨金が掛けられていた重要犯罪事件だった。

-死刑確定-
平成23年10月25日熊本地裁は、田尻に死刑判決。平成24年4月11日福岡高裁は田尻の控訴を棄却。同年9月10日になって田尻は上告を取り下げたため死刑が確定した。


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