別府・銀行員殺害事件


-経緯-
昭和31年9月5日、大分県別府市内で元銀行員の二宮邦彦(当時31歳)は、仲間と共謀して銀行員のAさんを誘い出して、集金した金を強奪することを計画。当日、誘いに乗ってやってきたAさんを二宮と仲間の2人で殺害。遺体を川に遺棄して逃走した。

二宮は、真面目な銀行員だったが、妻の浮気を目撃してしまったことから自暴自棄となり、離婚して銀行の金を横領。さらに逃走資金を得ようと銀行の内部事情に詳しいことから仲間と共謀して犯行に至った。

-死刑確定-
二宮は、Aさん殺害の実行犯は仲間のAであると主張。一方Aは、「自分は、二宮に従っただけ」と主張。一審の福岡地裁は、二宮に死刑、Aに無期懲役(確定)を言い渡した。昭和34年5月、福岡高裁は一審判決を支持して二宮の控訴を棄却。昭和35年7月19日、最高裁は二宮の上告を棄却して死刑が確定した。

死刑囚となった二宮は、教戒師の指導で点字奉仕を始めた。また著作物も10年間で約1500冊もの書物を残した。二宮をモデルにした「刑場に消えゆ(矢貫隆著)」は有名。昭和48年、福岡拘置所で死刑執行。享年48歳。


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