昌男ちゃん誘拐殺人


-経緯-
昭和45年10月17日、東京都台東区の昌男ちゃん(当時8歳)が「遊びに行ってくる」と言って家を出たまま行方不明となった。家族の通報で警察や近所の住民が懸命に昌男ちゃんの捜索を行なったが同月30日になって、埼玉県戸田市の荒川河川敷の草むらに刃物でメッタ刺しされた昌男ちゃんの遺体が発見された。

警察は直ちに、誘拐殺人事件として捜査を開始。すると、公園で切手を配って子供達に人気がある中年の男がいることを聞きつけた。昌男ちゃんは、家を出る時「切手をもらいにいく」とも言っていたため、この中年の男が事件の重要な鍵を握っていると断定。この男の行方を追った。

間もなく警察は、土木作業員手配師の加藤治成(当時45歳)を誘拐殺人及び遺体遺棄の容疑で逮捕した。加藤は、警察の取り調べで昌男ちゃんの殺害を認め、更に昭和40年10月に小金井市で行方不明になっていた典孝君(当時12歳)の誘拐殺人も自供した。

加藤は、軍隊時代に同性愛を強要されたことから性的な倒錯をきたし、以来子供にいたずらしたり、裸の写真などを撮っていたという。一方で、妻を持ち外面的には普通の生活をしていた。

-死刑執行-
昭和48年1月、東京地裁は加藤に死刑を言い渡した。昭和53年1月26日、最高裁は加藤の上告を棄却して死刑が確定した。昭和56年に東京拘置所で死刑執行。享年56歳。


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