不動産会社連続殺人事件


-経緯-
昭和57年3月21日、不動産会社社長の山野静二郎(当時43歳)は、架空の不動産取引で豊中市の不動産会社社長のAさん(当時39歳)を自分の事務所に誘い出した。山野は、Aさんが書類に目を通している隙に背後に回って、Aさんの後頭部を金属バットで殴打し更に紐で首を絞めて殺害した。殺害後、山野はAさんが不動産売買の手付金として持参した額面3000万円の小切手を奪って、遺体を豊能町の山林に遺棄した。

後日、山野はAさんの会社に出向き、同社の役員Bさん(当時56歳)に、小切手を見せて3000万円を騙し取った。更に金を奪うことを計画した山野は、同月25日、滋賀県志賀町の別荘分譲地にBさんを誘い出し同様に金属バットで殴打して殺害した。この時、Bさんが手付金として持参した現金2100万円を奪って、遺体を近くの別荘地内に埋めて逃走した。

−死刑確定−
昭和60年7月22日、大阪地裁は山野に死刑を言い渡した。これに対して山野は、取り調べ段階では2人の計画的殺害を認めていたものの、公判では一転して相手が殴りかかってきたための正当防衛であると主張した。

平成元年10月11日、大阪高裁は、「取調べの供述は自然であり、公判での正当防衛の主張は不自然である」と断じて山野の控訴を棄却。平成8年10月25日、最高裁は山野の上告を棄却して死刑が確定した。現在、山野は再審請求中。


ホーム

inserted by FC2 system