多摩市・パチンコ店強盗殺人事件

-経緯-
平成4年5月30日午後11時20分頃、中国国籍の王剛勇(当時28歳)は、元日本語学校留学生の陳代偉(当時31歳)と同じく何力(当時27歳)と共謀し、東京都多摩市にあるパチンコ店から売上金を強奪しようと雑居ビルのエレベータに向かった。

すると、事前の情報通りパチンコ店員のAさん(当時43歳)とBさん(当時39歳)が売上金を4階の事務所に運ぶため1階からエレベータに乗り込んだ。と同時に王は一階から、陳等は2階からエレベータに乗り、Aさん等をナイフで背中や胸をメッタ刺しして殺害した。

エレベータが4階に着くと、騒ぎを聞きつけたパチンコ店の店長(当時36歳)にも、王等はメッタ刺しして殺害。王等は、散乱した現金約230万円を奪って逃走した。

同年10月10日、陳は別の中国人と東京都内のスナックに窃盗目的で侵入して逮捕され、指紋の照合で多摩市のパチンコ店強盗殺人事件の犯人であることが判明した。陳の自供から何も逮捕されたが、王は国外に逃亡し、現在強盗殺人容疑で国際手配中(平成19年11月現在)である。

-死刑確定-
平成7年12月5日、東京地裁八王子支部は「下見をしたうえで、殺傷力の強いナイフで刺すなど極めて凶悪な犯行」と断じて陳と何に死刑を言い渡した。これに対して、陳等は、「自分達は従犯であり、首謀者は王である」と主張し量刑不当などを理由に控訴した。

平成10年1月29日、東京高裁は王が首謀者であると認めながらも、「3人の殺害は重大な事件であり極刑もやむを得ない」として控訴を破棄。平成14年6月11日、最高裁は「手配中の共犯者が2人よりも主導的だったことを考慮しても責任は誠に重大である」として上告を破棄。陳と何に死刑が確定した。


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