フィリピン人2女性殺害事件

-経緯-
平成10年12月25日午後3時過ぎ、土木作業員の澤本信之(当時44歳/現姓森本)は、借金返済に困窮し、仲間の松山栄と福元義明の2人に働きかけ、スナック従業員のフィリピン人女性が住む三重県松坂市のアパートに上がりこみ、女性2人(当時28歳と24歳)を、背後からネクタイで絞めて殺害した。

その後、現金1万円と25万円相当の貴金属を奪い、証拠隠滅のためテーブルなどに付いた指紋を拭き取って逃走した。澤本は、スナックでこのフィリピン女性と知り合いになった際、不法滞在であることを知り、偽装結婚話を持ちかけて相手を油断させての計画的犯行だった。

また、澤本等の逮捕後の取調べで、同年5月に発生した名古屋市内のパチンコ店で従業員に暴行して現金約1900万円を強盗した事件は、澤本と松山の犯行であったことが判明した。

-死刑確定-
平成12年3月16日、津地裁は「借金返済のため2人を殺害したのは極めて残虐で悪質。被害者の母国に与えた影響も大きい」と断じて3人に死刑を言い渡した。これに対して被告側は控訴した。

平成13年5月16日、名古屋高裁は澤本の一審判決を支持して控訴を棄却。福元に対しては、「犯行は従属的であった」と判断し一審の死刑判決を棄却して無期懲役(確定)。松山は控訴中の平成12年10月に収監先の名古屋刑務所で病死したため控訴棄却となっていた。平成16年12月14日、最高裁は、「被告(澤本)は、犯行の計画から実行まで中心的な役割を果たしていた」として澤本の上告を棄却して死刑が確定した。


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