1都3県・4人殺害事件


−経緯−
平成3年3月8日午後1時過ぎ、元工員の宮下政弘(現姓・田中、当時20歳)は、知人からの借金返済に窮して、神奈川県藤沢市に住む伯母A子さん(当時63歳)宅を訪ねて、借金を申し込んだが断られたため、ロープでA子さんを絞殺し床下に遺体を隠蔽した。

その後、A子さん宅を物色し額面総額約800万円の預金通帳と現金13万円余りを盗んで逃走。郵便局で300万円余りを引き下ろした。当月11日には東京都豊島区の銀行で現金を引き出そうとしたが、不審を抱いた銀行が拒否したため失敗に終わっている。

一方、A子さんが行方不明になったとの家族の届出で藤沢署が調査した結果、床下からA子さんの遺体が発見され、殺人事件として捜査を開始した。警察は、盗まれた預金通帳から各金融機関に問い合わせした結果、宮下が捜査線上に浮上。翌月の4月に宮下は逮捕された。

−4人の殺害を自供−
警察は、宮下に対して厳しく追及。すると、平成元年6月に東京都武蔵村山市(当時)の勤務先の社員寮で、同僚のBさん(当時18歳)から借金の返済を迫られた事から、宮下はBさんを絞殺し、遺体を千葉県市川市の江戸川に遺棄して現金約120万円を盗んだ事を自供した。

また、昭和59年11月には、香川県香南町のアダルト店の女性店員C子さん(当時64歳)の態度が悪いと包丁で殺害し現金約5万円を盗んだ事件と昭和63年3月に徳島県徳島市の暴力団事務所で仲間のDさん(当時21歳)を電気コードで殺害した事件の自供もした。宮下は、6年余りに4人も殺害した凶悪犯だった。

平成6年1月27日横浜地裁は、宮下に死刑を言い渡した。平成7年12月20日東京高裁は宮下の控訴を棄却。平成12年9月8日最高裁は宮下の上告を棄却して死刑が確定した。平成19年4月27日東京拘置所で死刑執行。享年42歳。


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