郁恵ちゃん誘拐殺人事件


−経緯−
昭和32年12月17日、福岡県田川市の市立小学校で、無職の久保章(当時19歳)は、職員に「母親が急病だから迎えにきた」と告げ、授業中だった小学6年生の郁恵ちゃん(当時11歳)を学校から連れ出した。久保は、人里離れた山林に連れ込むと不審を抱いた郁恵ちゃんが叫んで逃げた。そこで、久保は郁恵ちゃんの首を絞めて殺害。その後、郁恵ちゃんの自宅に「警察に知らせたら娘の命はないと思え。3万円(5万円という説もあり)持って来い」と脅迫状を送りつけた。

郁恵ちゃんの家族は、すぐ警察に通報し付近を捜査した結果、翌日半裸の郁恵ちゃんの遺体が発見された。警察は、身代金目的の誘拐殺人事件として大掛かりな捜査を開始したが、間もなく地元で非行歴がある久保が行方不明であることを突き止め、脅迫状の筆跡などから犯人は久保であると断定し行方を追った。

−死刑確定−
逃走していた久保は、翌年の1月2日に逮捕された。警察の取り調べで「小遣い銭欲しさから、漫画からヒントを得て、たまたま登校中だった郁恵ちゃんに目を付けた」と自供した。昭和35年6月9日最高裁は、久保の上告を棄却して死刑が確定した。


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