コスモリサーチ社殺害事件

-経緯-
平成63年1月29日、元広域暴力団幹部の河村啓三(現姓岡本、当時31歳)は、元投資顧問業の末森博也(当時36歳)と暴力団組長の尹敬一と共謀し、当時北浜の大物相場師と呼ばれ投資会社コスモリーサーチ社の実質オーナである見学和雄さん(当時43歳)を殺害して金を奪おうと計画した。

当日、河村等はコスモリサーチ社から退社する社員の渡辺裕之さん(当時23歳)を無理やり拉致して車に乗せた。そこで、河村等は渡辺さんから大阪府豊中市にある見学さんの自宅を聞き出し、自宅に居た見学さんも拉致した。

河村等は、見学さんを脅して1億円を大阪市住吉区内のファミリーレストラン駐車場まで持ってくるよう社員に電話させた。その後、社員が見学さんの指示通りに1億円を置いた車を放置して帰宅させた後、河村等はまんまと1億円を奪った。

その直後、河村等は見学さん、渡辺さんの首を絞めて殺害。尹の名義で借りていた東大阪市のある倉庫でコンクリート詰めにして証拠隠滅を図った。だが、異臭がひどくなったため、7月に入って京都府南山城村にあるゴルフ造成地に穴を掘りコンクリート詰めにした。

一方、9月なって東大阪市にある倉庫の近所に住む住民から異臭がするとの届出があり、大阪府警が捜査した結果、現場から血痕や遺体をコンクリート詰めにした形跡が認められたため、この倉庫の借主である尹を逮捕。尹の自供から河村等が逮捕された。

-死刑判決-
平成7年3月23日、大阪地裁は河村等に死刑を言い渡した。これに対して、弁護側は、「被害者への殺害謀議は、現金強奪後であり強盗殺人罪ではない」と主張し控訴した。

平成11年3月5日、大阪高裁は、河村と末森は極刑やむなしとしながらも、尹に関しては従犯であると認定し無期懲役を言い渡した(確定)。平成16年9月13日、最高裁は、「両被告とも犯行に積極的な関与をして重要な役割を果たしており、死刑判断を最高裁も是認せざるを得ない」と断じて、河村と末森の上告を破棄。死刑が確定した。


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