高知・保険金連続殺人事件

-経緯-
昭和62年1月17日夜半、高知県室戸市のスナック経営・坂本春野(当時60歳)は、妹の芳野とその夫、寺岡和寿と共謀し、坂本の夫のAさん(当時54歳)を保険金目当てに殺害した。

犯行当日、坂本はAさんを泥酔するまで酒を飲ませた後、庭でAさんの頭を漬物石で殴打して意識朦朧にさせ、更に自室に運んで顔を枕で押し付けて窒息死させた。その後、転倒事故に見せかけて保険会社から5000万円を騙し取った。

更に、平成4年8月19日、坂本は知人の保険代理店経営の浜田忠男と共謀し、自分が経営しているスナックの店内で寝ていた従業員の女性Bさん(当時60歳)を石で殴打した後、路上に引きずって交通事故を装った。この時は、保険会社が不振を抱き保険金3500万円は支払われなかった。

平成5年6月19日に坂本等4人は逮捕されたが、その供述の中で坂本は、Aさん殺害は結婚当初(昭和61年9月に結婚)からの計画であったことを自供した。

-死刑確定-
平成10年7月29日、高知地裁は「被告の自白は具体的で、体験者でなければ言えないような具体性があり信用性が高い」として坂本に死刑を言い渡した。これに対して、坂本はAさん、Bさんの殺害は否認し無罪を主張し控訴。

平成12年9月28日、高松高裁は坂本の控訴を棄却。平成16年11月19日、最高裁は一審を支持して坂本の上告を棄却。坂本に死刑が確定した。尚、寺岡夫婦には無期懲役、浜田に懲役15年がそれぞれ確定している。


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