静岡・愛知2人女性殺人事件


-経緯-
平成8年8月31日静岡県函南町で、豊田義巳(現姓向井、当時52歳)は同居中の元会社員の女性Aさん(当時44歳)から借りた借金の返済に窮して殺害を計画。Aさんに多量の覚せい剤を注射して殺害し、預貯金など1000万円を奪って遺体を山林に埋めて証拠隠滅を図った。

翌年の平成9年9月4日には、スナック経営の女性Bさん(当時62歳)から借りた400万円余りの返済要求に窮して殺害を計画。知人の無職の男性と共謀し、Bさんを愛知県尾張旭市の公園へ連れ出して拳銃で射殺。現金6万円を奪って逃走した。

-死刑確定-
豊田は、取調べ段階でAさんの殺害を認めたが、公判では一転して殺害を否認した。警察は、豊田の自供に基づきAさんの遺体を捜索したが、遺体の大部分が発見できず、一部の骨の鑑定で、Aさんであることを立証した。これに対して弁護側は、明らかにAさんの遺体とは言えないとして、Aさん殺害の起訴事実を否認した。

平成12年7月19日名古屋地裁は、豊田がAさん殺害も含めて2人の殺害には情状酌量の余地がないとして死刑を言い渡した。これに対して弁護側は、「Aさん殺害の事件は別に犯人がいる。愛知で1人の殺害に対して死刑判決は重すぎる」と控訴した。

平成14年2月28日名古屋高裁は一審判決を支持して死刑判決。平成18年3月2日最高裁は、「落ち度のない被害者を冷酷、非常な手段で殺害」したと断じて死刑を言い渡した。これにより、豊田に死刑が確定した。


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