右翼幹部連続殺人事件


-経緯-
平成4年2月9日午前12時頃、大阪府内で元右翼団体所属の久堀毅彦(現姓田中、当時28歳)は、調理師のA(当時30歳)と元会社員B(当時30歳)と共謀し、右翼団体の仲間で自動車販売業のCさん(当時29歳)を飲食に誘い出し、自宅に送る際に紐で首を絞めて殺害した。

同月、11日に知人の自動車修理業のD(当時44歳)も仲間に加わり、Dの経営する修理工場内にCさんの遺体を埋めてコンクリート詰めにした。動機は、久堀がCさんにお客を紹介したのに、斡旋料を払ってくれなかった事、またBはCさんの会社の従業員だったが、給料を支払ってくれないためCさんに恨みを抱いて共謀に加わったのだった。

平成6年4月28日、久堀とDは、同じ右翼団体幹部でディスカウントチケット販売業のEさん(当時54歳)に架空の収入印紙取引を持ち出し、現金1000万円を用意させた後、河内長野市の病院駐車場内で紐を使って絞殺。遺体は琵琶湖に遺棄した。

5月14日になって、毛布に包まれたEさんの遺体が浮いているのを発見され、滋賀県警と大阪府警が合同で捜査を開始した結果、Dが捜査線上に浮上し6月22日に逮捕した。この自供から、久堀等が逮捕され、自供からCさんの白骨化した遺体も発見された。

-死刑確定-
平成12年3月16日大阪地裁堺支部は、「犯行は、被害者(Cさん)の暴言がきっかけで、二件目の犯行は積極的でなかった」として久堀に無期懲役を言い渡した。これに対して検察側が控訴。平成13年12月25日大阪高裁は一審判決を破棄して死刑判決。平成18年2月14日最高裁は、「周到に準備し、確定的な犯意に基づく計画的、組織的犯行だ」と断じて、久堀の上告を棄却して死刑が確定した。また、Dは無期懲役、AとBにも懲役刑が確定している。


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