太州会内部抗争連続殺人事件


―経緯―
平成9年10月6日夜、元指定暴力団太州会系組長の中原澄男(当時49歳)は、抗争関係にあった元組長(当時54歳)を殺害して組織の拡大を図ろうと、組員4人に命じて福岡県宮田町の元組長宅前の路上で射殺した。

福岡県警は、暴力団同士の抗争とみて、元組長と対立関係にあった中原組を軸に捜査を始めた。すると、間もなく実行犯である組員4人の内、A組員(当時40歳)の逮捕が迫っていると見た中原は、A組員の口封じのため射殺事件の実行犯2名と、新たに人選した組員の計3人に対してA組員の殺害を命じた。

3人は、同月13日の夕方、A組員を言葉巧みに誘い出して佐世保市の山中で絞殺し遺体を穴に埋めて逃走した。その後、遺体は2年半後の平成12年4月に発見され、警察の鑑識結果からA組員と判明。これが、きっかけとなり同年7月18日に、共犯の組員らと共に中原が逮捕された。

―死刑判決―
中原は、組員に対して「殺人の指示はしていない」と起訴事実を否認し無罪を主張していたが、平成15年5月1日、福岡地裁は「中原が具体的な殺害方法を指示した」として中原に死刑を言い渡した。

平成17年4月12日、福岡高裁で中原の控訴を棄却。平成19年6月17日、最高裁は中原の上告を棄却して中原に死刑が確定した。尚、射殺事件及びA組員の殺害事件で関与した組員の2人に無期懲役が確定。射殺事件に関与した組員は懲役18年で確定、A組員殺害事件に関与した組員に懲役9年が確定している。


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