新潟・毒物混入事件


−犯行−
平成10年8月10日、新潟県新潟市の木材防腐処理会社「ザイエンス」新潟支店の従業員9人が、薬物中毒で5日〜8日間入院した。警察の調べで、朝出社した従業員が、電気ポットのお湯でお茶を作り飲んだところ、次々に気分を害して倒れだした。

警察は、犯人がこのポットに毒物を混入したと見て捜査を開始した。内部犯行という重苦しい捜査に、同社の社員も憤りを感じていただろう。結局、従業員の身辺捜査をした結果、北海道出身のA(当時44歳)が、パチンコなどギャンブルに夢中になり、相当の借金があったことが判明、Aを任意取り調べした結果、犯行を自供した。

−動機−
Aは、パチンコに夢中になり、会社の金、400万円を横領していた。事件当日は、本社から監査が入る日で、Aは横領発覚を恐れていた。このため、当日の朝6時20分頃に出社。業務で使用する「アジ化ナトリウム20グラムを電気ポットに混入した」。このお湯で、他の従業員が飲めば大騒ぎとなり、当日の監査は中止できるだろうという実に短絡的な犯行だった。

Aは、日頃の勤務態度や職場での人間関係で、周囲から相当高い信頼を得ていたようで、同僚からは「魔がさしたとしか言いようが無い」など同情的な声も多かった。


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