群馬(伊勢崎)3女性刺殺事件


−経緯−
昭和52年4月16日の午後、無職・小山幸雄(当時27歳)は恋人である清水弘子さん(当時24歳)を匿っている群馬県伊勢崎市連取町の森下顕子さん(当時65歳)方を訪ねた。

小山は昨年の4月頃、弘子さんと出会い一目惚れした。やがて2人は交際を重ねて結婚の約束を取り交わした。ところが、弘子さんの家族は<小山が定職をもたないこと、過去に女性問題でトラブルを起こしていたこと>で結婚に猛反対した。

激情型の小山は、「それだったら駆け落ちしよう」と弘子さんを誘い出し長野方面へ逃走した。弘子さんの家族は心当たりを捜し回って1週間、ついに長野駅前を歩いている2人を発見した。弘子さんを連れ戻した家族は、群馬郡榛名町の自宅では再び小山が訪ねてくることを恐れて、知人の森下宅に弘子さんの身柄を預けた。

小山は弘子さんが森下宅に預けられている事を知ると、早速森下宅を訪ねた。事情を知っている森下さんは、小山の「弘子さんに会わせて欲しい」という要請を一切断った。また、偶然居合わせた弘子さんの妹・香さん(当時20歳)は玄関先で小山に対し女性問題などをなじり始めた。

小山は「皆、俺から弘子を奪おうとしている」と隠し持っていた文化包丁で森下さん、香さん2人の腹を突き刺した。その後、部屋の奥に居た弘子さんも背後から刺して逃走した。3人は即死だった。

−逮捕−
犯行があった4月16日の午後10時過ぎ、小山から義父に「会いたい」と連絡があった。義父からの通報で警察が現場へ急行し小山はあっけなく逮捕された。

昭和53年3月8日前橋地裁は求刑通り小山に死刑を言い渡した。昭和55年2月20日東京高裁は一審を支持して小山の控訴を棄却。昭和60年4月26日最高裁は「女性の人格を無視」「無抵抗の何の落度も無い女性を殺害したことは極刑しかない」と小山の上告を破棄して死刑が確定した。平成6年12月1日東京拘置所で死刑執行。享年41歳。


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