日本近距離航空・中標津空港墜落事故


−経緯−
昭和58年3月11日午後4時15分頃、日本近距離航空(以下、NKA)の札幌発・中標津行き497便(YS11型機)が中標津空港手前の雑木(高さ5〜15メートル)に接触して墜落大破した。この事故で乗員・乗客53人のうち18人が重傷、34人が軽傷を負った。墜落した機体は胴体中央から真っ二つに折れて大破したが、墜落現場付近では積雪が40センチもあり、それがクッションとなり衝撃を緩衝。奇跡的に死者はでなかった。

NKA497便は午後3時18分に札幌空港を離陸し中標津空港に向かった。中標津空港付近は低雲(高さ約100メートル)が発生しており視界が極度に悪かった。このため、同機は中標津空港への着陸アプローチが出来ず再度、着陸態勢に入った。この2回目の着陸アプローチで進入経路、高度いずれも不適格で予想外に降下してしまい雑木に車輪を引っ掛けて右傾斜の姿勢で墜落した。

−原因−
事故調査委員会の調査によると、機長が視界が悪い悪天候の中、規定高度以下に降下して中標津空港へ進入を続行、さらに着陸アプローチの周回経路が適切でなかったこととエンジン出力アップのタイミングが遅れたことが原因と結論付けた。

画像
雑木に引っ掛けて墜落したNKA497便


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