雅樹ちゃん誘拐・殺人事件


−経緯−
昭和35年5月16日、東京都・世田谷区で慶応幼稚舎2年・尾関雅樹ちゃん(当時7歳)が登校途中に誘拐された。雅樹ちゃんは、銀座のカバン店会社社長・尾関進さんの長男で裕福な家庭だった。
世田谷の尾関家には、犯人から身代金300万円を要求する電話が度々あったが警察は犯人に翻弄されて空周りした。
誘拐から三日後の19日、杉並区・高井戸の路上に乗り捨ててあった自家用車から、雅樹ちゃんの死体が発見された。司法解剖の結果、ガスによる毒殺であった。

−意外な犯人−
当局が、この自家用車の持ち主を調べると尾関家と交際のあった歯科医の本山茂久(当時32歳)であることが判明した。そこで捜査班が本山の自宅(世田谷区・上荻窪)に急行したが、既に本山は逃走していた。

全国規模で本山を指名手配した結果、7月17日大阪市の工場で住込み従業員として働いていた本山を逮捕した。本山は妻との離婚慰謝料やその他借金に困り、雅樹ちゃんを誘拐殺害したことを自供した。昭和42年5月25日最高裁は本山に死刑を言い渡した。


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